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2013/03/15

世界一価格下落に強いコンシューマビジネス

今朝の朝日新聞のオートバックスの広告を見て思った
215/45-17インチのタイヤホイールセットがなんと64,800円↓

私が180SX乗ってた若い頃(約20年前笑)は
17インチのタイヤホイールセットなんて買った日にゃ
20万円は確実にしてたけどなあ
昨今はアジアンタイヤの躍進で
価格がちょうど3分の1位に下落してしまった
その下落率、こんな感じ?↓
(正確には180SXはF215/45-17、R235/40-17だったけど)
お、恐ろしい

やっぱり商売で一番恐いのは「価格下落」
テレビの価格もわずか3年間で3分の1近くになってしまった

パソコンは価格下落の先駆者だけど
両巨頭のDELLHPでさえも商売にならなくなってきて
まさに「勝者無き戦い」の様相になってきた

GTR125やシグナスX用のバッテリーだって
国産はいま1万8千円位するのに
アジアン製を買うと2~3千円で買えてしまい
性能も問題なく使える
バッテリーは昔安かったから、グラフにするとこうなる↓

そんな中、価格下落知らずの商売上手はやっぱり
「車」だろう

自動車メーカというのは「安全」という建前にかこつけて
新規参入が非常に難しく
はるか昔からメーカ数は変わっていない
一握りのメーカが作るだけなので
価格下落が起きにくい
新車の販売店も限定されている
(普通車は自社系列のディーラー店舗のみ)

1300ccの車だって、昔はスターレットで100万円位だったけど
今でもフィットで120~130万円位で売ってるでしょう
スターレットの3分の1の30~40万円にはなってないよね
他のクラスも同様

特に寡占者は価格下落に神経を尖らせる
手軽なミラーレス一眼カメラだって
一番最後まで出さなかったのはやっぱりニコンとキヤノンだ
自動車メーカでも長年軽自動車を扱わなかったのは
トップ2のトヨタと日産だ

今は自動車メーカはきっと電気自動車の価格下落に
神経を尖らせていると思う
だって電気だからテレビのように価格下落しちゃいそうだもん

エコ産業だから新規参入の障壁も甘いし
バイクメーカなどは今までずーっと4社だけだったのに
(ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ)
見よこの雨後の竹の子のような電動バイクメーカ数↓
(このページの一番下のメーカ一覧)
http://ev.goobike.com/index.html

自動車メーカ・・
とにかく今の世の中にあっては魔法のようなこの価格維持技法
消費者にとっては「何だよ~もっと安くしろよ~」と思うかもしれませんが
長い目で見ると堅調に利益を出して、日本国や国民を支える
大きな産業かもしれません


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