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2013/01/02

台湾シグナスX 2012年式(SE465) 詳細チェック

先週納車した新型シグナスX(CYGNUS-X)
今度はエンジン部チェックだ
私のチェックは厳しいよ、だって

1999~2006 ヤマハグランドアクシス100 6.6万km走行
2006~2012 ヤマハGTR125 8万km走行

で、いじくり倒したもの、ウィークポイントも全部知ってるよ
そのウィークポイントが新型シグナスXではどうなっているか
見ていくと、ヤマハの驚愕の品質改善に感嘆したので
その全てを書こう

前車GTR125はシグナスX系の姉妹車
(10インチバージョン)

外観比較
GTR125(改)↓

シグナスX-2012↓
基本構成は一緒だが、デザインがよりシャープに

GTR125(改)↓

シグナスX-2012↓
大きなヘッドライトがフロントカウルに入っている分ぶ厚いね
GTR125はフェンダーレスデザイン
GTR125の方がキャスターが寝てるかなあ?
いろんな写真を見てるとそんな気がする

マフラーのエキパイにO2センサーが付いている↓
なぜか日本のFIシグナスXにはこのO2センサーが付いてない
なので社外マフラーを買う時は「台湾FIシグナスX用」を買わないとだめ(取付穴が付く)
みながわのユーザ情報によると、1コ前の台湾FIシグナスX用の
社外マフラーがそのまま付くそうだ

トランク内にプラグレンチと+ドライバーが納まるくぼみがある↓
位置やモノはGTR125と全く一緒
純正で付くのはこの工具のみ

10mmボルト4本でトランクが取れるのもGTR125と一緒↓

基本構成はGTR125(キャブ車)と似ている↓

ちなみにこれがGTR125(2005年式)↓

さてGTR125の最大のウィークポイント
「インテークマニホールドがゴムでグラグラ」
そこは新型シグナスXでどうなっているか?

びくともしません↓
強化されてます
ユニットを手で左右に振っても車体が揺れる位頑丈です
対策図られたな~やるな~

イグニッションコイルがここに付いた↓
GTR125はもっと下に付いてたけどね
そもそもここにはフューエルポンプが付いていた↓
(GTR125)

フューエルポンプはどこ行ったんだろう?
フューエルホース来てるところは・・

どうもこのユニットにはフューエルホースが来てないので
これはバタフライユニットのみだな↓

インジェクターはこれか、インマニのエンジン側に付いてる↓
左側にフューエルホースが来ている

さて、GTR125のもう一つのウィークポイント
「エアクリエレメントがブローバイのオイルでベチャベチャ」
ここは新型シグナスXでどうなっているか?

オイルキャッチタンクになってる↓
オイルがエアクリエレメントに行かないようになってるぞ!

ちゃんと専用のドレンもあるし↓
やるのう~ヤマハ

バッテリー搭載位置はGTR125と同じ、後ろ↓
確か初期のシグナスXではフロントカウル内に入っていたと思うが
ここの方が邪魔にならないし
フロントグローブボックスの容量稼げそうだね

バッテリーはGTR125と同じ、YT7B-BS↓
これが普通にNAPSで買うと2万円もするので
(何の問題もなく普通~に2年持ちます)

そしてGTR125のささやかなウィークポイント
「サイドカウル支柱部の強度が弱い」
整備してる時、折ってしまいました・・↓

反対側は、7万km走行で疲労折損↓
ここは新型シグナスXでどうなったか?

強化されてます↓
カウルが盛り上がり

支柱も太く↓

補強がバッチリ入っている↓
おいおい私が「弱い」と思っていた部分
全て直してきてるな~

シートアンダーカウルを外すと、燃料タンクが見えてきました↓

たぶんこれだな~燃料ポンプ↓
負圧ホースがつながってないってことは、電磁式か、へぇ

ということはバッテリー上がったら
エンジンかからなそうだな
キック付いてても意味ないか・・

ん、そもそもこのバイク、キックペダル・・
ああっ付いてません!↓
いま気付きました笑

GTR125はこんな感じで付いてたが・・↓

こりゃバッテリー上がりそうになったら
早々にバッテリー交換した方がいいな
(けっこう一気に来るから恐いよね笑)

電磁ポンプになったから
またFIだから
なんて症状もなくなった

私が苦手にしていたトラブルが全部過去のものになったね・・

シグナスX系に付いてるこのインナーカウルは重宝している↓
けっこうこれが付いてるだけで
社外マフラーへの泥の付着が防げるんだ

シリンダーヘッドにもなんかセンサーが付いてるね↓

トランクは、よく見るとGTRより底が深くて一杯荷物入る↓

これがGTR125のトランクだけど↓
前も後ろも若干浅いの分かるかな

シグナスXは12インチタイヤで大きいのに
よく容量稼いだね

トランク内には台湾の文字が↓

こんなことが書いてあります↓
なんとなく漢字の意味で分かるね笑

タイヤはマキシスを履いている↓
普通の人マキシスなんて知らないでしょう?
ジムニーの世界でマキシスのクリーピー・クローラーって言ったら
クロウト御用達のタイヤなんだよ

リヤは普通にドラムブレーキだね↓

ミッションオイルの入口といい、GTR125とほとんど一緒だ↓
(GTR125)
ちなみにドラムのシューは
たぶん8万km乗ってもほとんど減らないと思います
(GTR125で一度交換したが、殆ど減ってなかった)

最近のシグナスXは、最初っから大径ローターが入っている↓

GTR125でわざわざ交換した大径ローター220mmよりも、でかいよね↓

ちなみにGTR125のノーマルブレーキは、これ(200mm)↓
これでも十分効いたけどね、洒落で交換した

シグナスXはホイールもでかいので
キャリパーとのクリアランスも余裕がある↓

GTR125はギリギリのツライチだった笑↓

今回エンジン部チェックした動画はこちら↓

しかし見事なほど私が挙げていたウィークポイントを
全て潰したヤマハには驚いた
日々製品改良を続けているんだろうね

そうだ明けましておめでとうございます
元日は初スケート、初ゴルフ練習、初すきやしておきました

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