ページ

2012/10/10

3千台抜き

バイクに乗っていると
渋滞を第三者の目として見ることができる
自分は関係ないからだ

昨日の連休最後の日にもそれを見ることができた
東名上り厚木IC手前で複数台による玉突き衝突発生
追越車線と中央車線が通行止めになった

ただでさえ連休最後で渋滞するかしないか
ギリギリの膨大な交通量だったのに
3車線のうち2車線が通行止めとあっては
さばける交通量は通常の3分の1になる
渋滞は必至だ

しかもそれがただの1車線走行とは違う
その1車線が100km/hで流れているのだったら
通常の3分の1で済むが
事故は見物渋滞よろしく、それを見ながら通過するので
20km/h程度の速度に落ちる
するとさばける交通量はその車線だけで5分の1になる

よって3車線→1車線化の3分の1と
1車線の5分の1化を掛け合わせて
・・交通量が通常の15分の1になってしまう!
こうなるとノロノロどころか感覚的にはピクリとも動かなくなる

例えばいつもは100km/hで走って
10kmなんか6分位でいける距離を
事故渋滞になると15倍かかるわけだから
10km通過するのに90分かかることになる
これは実際極悪な渋滞を10km走るとその位かかるので
まあ計算は合っているのだろう

昨日も軽く10km以上の渋滞は発生していたので
バイクで全部すり抜けてきたのだが
どの位の車の台数を抜いたかというと

10mで1台あるとしよう、車間も入れて
それが3車線あるわけだから、10mで3台
100mで30台、1kmで300台、
そして10kmでは3千台・・
軽くその位の台数を抜いてきたことになる
途方もない数字だよね

事故現場では、まだ買って間もなくであろう
新型のフィアット500が、無残にも前後にはさまれて
ペシャンコになっていた

幸いにもけが人はいなかったようだが
もしこれがバイクに乗っていて、車の間に挟まれたら
ケガがなかったでは済まない
命に関わるだろう

だからバイクはなるべく車の間に入らない方がいい
交差点で停まる時も、車の後ろに付くんじゃなくて
すり抜けて交差点の前まで出てしまった方がいい

車には前に出て悪いけど
それがバイクの防衛策でもある

0 件のコメント:

コメントを投稿