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2012/06/16

電機のショーを終えて

う、うおっこのジムニーマフラーかっこいい
バイク乗りは黙って見過ごせない

さて、金曜で電機のショーは終わりました
いろいろ講演も聞いて、勉強になった

最新型のスマートフォンは組込ソフトのソースコード行数が
3千万行あるそうだ
前にも書いたけど1千万行積み重ねていくだけでも
高さ50kmになるからね、その3倍・・
それを処理している訳だから
どうりでスマホの電池が早くなくなるわけだ

スマートフォンの分解サンプルも沢山展示してあったけど
今や筐体の中身はほとんど「バッテリー」です
中身の3分の2位の面積をバッテリーが占めていて
残り3分の1位の小さなスペースにメインボード(基板)が
集約されて入ってます
ゆえに今後筐体を小さくするためには
バッテリーの小型化の技術を磨くこと
もしくはバッテリーは小さくても長く持つように
省電力設計を実現すること

省電力はバカにできない
世界No.1のスパコン・京では
モーターの効率を最大化する形状、材料の探索を行うため
磁界を可視化し、熱損失を計算してシミュレーションすることが
できるそうだ
日本のモーターの1%の効率改善は、火力発電1基分の
省エネ効果があるとのこと
前に似たようなこと調べたな、工場で使用されているモータの
効率を1%上げれば、原子力発電所1基が不要になる、と

半導体チップを1個単位から製造できる画期的な商品も
この映像は去年のショーのかな
ロットで千個単位で買って、余って捨てるとかしなくてもいいんだ
電子部品の世界はよく廃棄が発生する

そう考えると車って割と在庫管理しっかりしてるよね
完成車が売れずに余ったから捨てるとか
スーパーの弁当のように半額叩き売りとか、ないものね

まあこれは新車の販売を自社のディーラー網が一手に
独占しているからなせる技であって
ディーラー同士のネットワークで
こういう装備、仕様、色の組み合わせの車両はどこどこに
あるから、回してもらおうとか、やるよね
(私が買うマニアックな仕様は、よく回されてやって来る笑)

これがバイクだと販売店が小売自営業者なので
そんな調整はできず、人気のないバイクがずーーーっと
何年も店頭で売れ残ったりする場合がある
MVX250Fがかなり売れ残って
バイク屋で定価42.8万円のが特価29.8万円で
ずっと売っていたのを記憶している

まあ軽自動車は売れ残りそうになると
登録して中古に回してしまうという荒技もあるみたいだけど
(いわゆる登録済み未使用車)

基板の製造の世界はいまだに30年前のGerberフォーマット
というデータ形式でのやりとりが多いんだけど
何か性能がいい訳じゃなくて、ただ単にそれが流通している
から、ずっと使っているだけ

すればいいのにねと思うけど
(今や絶対円形や足で踏まなければならないという
 必然性はない)
今の円形が自動車の有史以来ずっと慣れ親しんでいるから
無理なのだろう

デジタルカメラの世界は、カメラ付きスマートフォンの台頭で
写真をスマフォで済ませてしまう人が年々増加しているそうだ
(スマフォト?笑)
まあ私のブログも半分以上はCASIO EXILIM携帯電話の
写真だけどね
そうするとコンパクトデジカメの存在意義がなくなってしまうから
自然とコンパクトデジカメはスマフォカメラとの差別化を図り
下図のような領域へ進出するのだろう

コンパクト超光学ズームのNikon P510
光学ズームは実は携帯電話系は苦手だ

コンパクト1インチ巨大撮像素子のSONY RX100
前述の通りスマフォの中身はバッテリーが占めていて
大きな撮像素子は入らないので、ここで差別化を図る

ちなみにRX100というのは私が乗っていた
ヤマハグランドアクシス100の欧州輸出名だったりする
(マニアック笑)

コンパクトなのにレンズ交換式のミラーレス一眼
これもスマフォの世界はマネできないだろう

ということでカメラも本質の「写り」の性能で差別化を図る
昨日の本質ブログじゃないけど)
写りの性能で上へ行ける技術がなかったら
スマフォに食われるだけだ

車も、欧州の車は本質の「走り」を怠らない
VWゴルフ、BMW、ベンツの走行性能は
やはり今でも世界のベンチマークだ
そこで対抗できるようにならないと
いくらエレキのおまけ機能あれこれ付けても
決定打にはならない

欧州でハイブリッドカー=すなわちプリウスが流行らなかった
のは、何も欧州がハイブリッドカーを作れなかった訳じゃなくて
もしかするとプリウスみたいなノロマなカメの車は
ユーザが本質的に受け入れなかったのかもしれない
だから市場もできなかったし、ドイツメーカも開発しなかった
でもこと欧州においては、ホンダの走りのよいハイブリッドカー
の方が適合するのかもしれない

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