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2011/07/01

IT時代における車レースの活性化策

またレースの話だけど
90年代のWGP500のスズキの雄、Mr.ケビン・シュワンツ
ヤマハのウエイン・レイニーと壮絶な戦いを繰り広げ
お互いをたたえ合っていたんだね

歌で表すとこのあしたのジョーの歌の2番目の気持ちか↓

ライバルがいてこそ盛り上がるレース

でも大人の話をすると
レースはいい選手がいるだけではだめだ
いくらいい選手がいても、先立つものがないと運営できない
それはスポンサー料という

90年代までのレースのメインスポンサーは
まぎれもなく「タバコ」だった
マルボロ、ラッキーストライク、JPS、キャメル、ロスマンズ
車体のカラーリングはタバコメーカのカラーリング一色だった
その額たるや半端なものではなかっただろう

それが時代の流れでタバコの広告禁止となり
レースはある意味冬の時代を迎える

今後レースの人気が復活するためには
いかに大きなスポンサーを獲得するか、だが
世界同時不景気デフレの時代、なかなか
湯水のごとくお金を使うモータースポーツを支援するほどの
スポンサーは存在しない

でも世界のGDPはそんなに極端には下がってないわけで
局所的にタバコ市場が衰退しただけで
その投資費用はどこかに回っているはずだ
どこに行ったのだろう?

それは「IT市場」だと思う
80年、90年代前半はIT市場など存在しなかった
Windows95の登場以降急速に市場が立ち上がって
それまでのタバコなどの投資費用を吸い取っていったと思う

なのでレースの大きなスポンサーを見つけるとしたら
IT企業からが順当だ
楽天とか、Googleとか、Softbankとか

でも彼らIT企業は
デジタル的なIT投資こそすれ
前近代的でアナログ的なモータースポーツによる宣伝などは
ある種程遠い存在のように見える
今のままではIT企業にとってスポンサーになるメリットはなく
関係を築きにくい

どのようにしたらよいだろう?

個人的にはインターネットによるF1などのレース映像公式配信を
実現すればよいと思う
(フジテレビには悪いが)

FIAは世界のIT企業と組んで
一般視聴者がいつでも好きな時から観れる
オンデマンド配信を実現する

かつインターネットの双方向アクセスを活用して
例えば視聴者の好きな映像(カメラ)を一覧から選んで
思う存分それを観ることができるようにする
例えば日本人なら小林可夢偉選手のマシンを写したカメラや
オンボードカメラをセレクトしてずっと観ることができる
YouTubeのように全映像を置いておき
後で何回でもどの映像も観れるように

またレース中は各マシンのタイム差などを
セレクトして自由に表示、計算することができ
自分の好きなマシンが前走車をどの位追い上げてるか
確認できたり

サーキットコース図を上から見たフカン図も表示して
GPS機能を利用して
各マシンが今どの辺を走っているかレーダーのように表示して
いま前走車がピット入った、後ろのマシンはその間に抜くことができるか?
など位置関係を確認できたり、オンボードカメラから生で映像観たり

マニア向けに各ドライバーのハンドルの切り方、ペダルさばきも
小型カメラで全部捉え、ライブカメラ状態にしておき
バトル中、うおっこいつブレーキのタイミングが他の奴よりすごい遅い
突っ込みがうまいなとか

ピットとの無線も常時セレクトして聞けるようにして
どんな指示をいつ出してピット作業のマジックで前走車を抜くことができたか
後で検証することができるようにしたりとか

独り言の多いドライバーのマイクは人気出たりとか
「てめ遅せえんだ、どけこの野郎!」とか拾っちゃったりとか笑

というのをIT企業と組んで、ITを駆使して様々な配信機能を作って
両者でパートナー活動をすれば、IT企業がF1にスポンサーを出す
大きなきっかけができる

同時にそのWeb画面には横に様々なF1グッズの広告を流して
ポチッと買えるようにしたりとか

そうやって視聴者の満足度を高めて
例えば月1,000円程度の加入で視聴できるようにすれば
ちりつもで結構な収入にもなると思う
フジのF1視聴率が例えば5%位として
日本の1.2億人の5%って600万人位かな
600万人から千円集めると60億円だものな
お金が回ってF1が活性化する

またWebによる配信ということは
世界中で複数のIT業者、サイトからの映像配信にすれば
ライバルサイト同士の獲得競争が活発になって
内容も充実する

というふうにうまくいきませんかね
これまで車人気はITに奪われてきたけど
今度は逆にコラボで人気相乗効果を目指す

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