2013/06/13

玄人魂と素人魂

球の仕様を少し変更したが
協会側は「黙ってりゃ分かんないよ」と思ったのだろう

しかしプロの選手達は分かっていた
「何だか今年の球は飛ぶな」と
プロの感覚は鋭い
ちょっとの変化でも気付くのだ

これは車にも言えて
プロのドライバーの感覚はズバ抜けている

個人的に毎月楽しみにしてるのが
CARトップで連載している
黒沢元治氏(ガンさん)の「ドライビングプレジャークエスト」
先月号↓

今月号↓
コメントの一例を紹介すると
「・・リヤサスペンションにトーションビームではなく
マルチリンクを採用していることも大きい。
ボク自身、トーションビームの開発に携わり、
理想的ともいえるサスを作り上げた経験をもつが、
このAクラスのような上質な動きはトーションビームでは出せない。
コーナリング中に応力を受けつつストロークするとき、
どうしても外側タイヤのキャンバー角がポジになってしまうのだ。
これはタイヤの接地性変化となり、ドライバビリティにとり
マイナス要素となる。」

ちなみにガンさんは40年前にこれに乗ってた人↓

またあのNSXの足廻りの開発に携わった人↓

今の時代、こんなディープな話は必要ないかもしれないけど
しかしこれだけのことを書ける人が日本に何人いるか?

これが玄人の奥が深い分野で

鈍感な私が最も苦手とする分野です笑
(何乗っても違いがよく分からない)

もう一つ玄人の奥が深い分野を紹介すると
「あえて4ナンバーで公認登録する」
先週ジムニーカスタムブックのユーザー撮影会でご一緒した
普通車ジムニーの玄人の方(右手のジムニー)↓
この車、もとは5ナンバーの乗用でしたが
あえて4ナンバーの貨物で公認を取ったそうです

その理由、メリットはいろいろあるようです
改造した2シーターのまま車検が通せるとか
5月の自動車税が安いとか
まあ毎年車検とか面倒な部分もありますけど
あえて4ナンバーで公認を取るというのは初めて聞いたので
これは玄人だなと思いました

ここの方が貨物公認のことすごく詳しく書いてるね笑↓
この方も玄人

こういった話だけだと素人の方が引いてしまうので笑
優しい話をすると

これもカスタムブック撮影会の時に聞いた話ですが
富士山の近くにある有料の某オフロードコース

つまるところこういう所走るディープな車バイク趣味の方は
最大でも全対象人口のほんの5%程度しかいないので
オフロードコースに来る人もまばらで
商売あがったりだったそう

例えば伊豆のモビリティパークは
オフロードコースを今年の3月いっぱいで終了してしまったり、ね
経営は厳しいのです

ところがこの富士山のオフロードコースは
ものすげえ数の観光バスが次々にやってきて
1年にして今までのオフロードコース収入10年分の売上を
達成してしまったそうです

そう、花は対象人口が幅広く、老若男女、家族連れで楽しめる
結局趣味の世界も商売なので
玄人だけ相手にして潰れてしまっては元も子もない
素人の世界も必要なのです

そんな気がしました

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