2012/05/08

道路は今後どんな道を辿るか

最近騒がれるようになった道路の維持・管理問題
古い道路はあまりなくならずに、新しい道路はどんどんできてるから
維持費はどんどん増えていく

それに対して日本の人口はどんどん減っていくから
国の税収もどんどん減って、道路の維持・管理費ももままならない
逆ザヤが起きている状況だ

先日のNHKスペシャルではこんな一場面も
とある山奥の家、そこに沢を渡る木製の小さな橋がかかっている
台風で橋が半分流され・・住んでいるのはその1軒の老夫婦のみ
町の道路管理者は街中に移り住んでもらうよう望んだが
住人も愛着があり、結局町が670万円を出して橋を補修した・・
という内容

これは今ならまだ国や地方もお金あるから直せるけど
ほんとに道路財政難になったらお手上げだろう
1件1件そんな対応を取ってられない

ということで、近い将来、ひょっとすると今後国や地方の政策で
各家の「私道化」が進むのかもしれない
各戸固有の連絡道路に関しては、自分で道路を所有して
自分で維持・管理・補修しなさい・・と
現実問題ね

実は私の家の前の道路も、私道だ
私の土地に隣接する道路分は、道路の中心線からこっち半分は
私が登記負担している
といっても何か固定資産税が増えるとかではないので、名目上だが
私道に関してはここの説明が分かりやすいです

ひょっとするとこれだけでは済まなくて
日本の道路全体が日本の財政の大きな負担になって
昔大赤字を抱えた国営の国鉄がJRの民営化になったのと同じように
一般道路も全て民営化という道を辿るかもしれない
その位大きな変革がないと、国内総私道化というドラスティックな改革は
無理だったり、ね

民営化になったら揮発油税で道路直すお金を集めて国や地方が補修する
という構図ではなくて、揮発油税をなくして別途道路所有・管理会社が
道路使用料・補修費を利用者から徴収するとか
(揮発油税・・ガソリン1リッターで50円位取られてるんだよ)

そもそも電気自動車が増えるってんなら揮発油税による徴収は破たん
するわけで、その対応の意味でもそうなるかもしれない

IT、ナビ通信・監視システムがあれば自動徴収も無理ではないと思うし
徴収会社、道路管理会社は区域・道路によって複数業者あってもよい
市場競争化させて、使用料を安くしたりとか、よりよいサービス精神に
満ちあふれた道路の造成に結びつけるとか
例えば渋滞の少ない高度なインテリジェンス信号制御や道路交差を
実現して他社に差を付け、道路の使用を誘致するとか

つまり道路も自分で努力して稼いで、赤字を生まないようにする
「道路の自立化」ですね

はてさて、道路は今後どうなることでしょう
(何も起こらなかったりして笑)

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