2011/11/10

第4の価値

話題ではダントツ人気のR35-GTRも
昨年2010年の国内新車登録台数は年間385台に留まった

まあそんな悲観するなかれ
それでもトータル6612台出てるではないか
トータルで売れた台数は700台とか、1000台とか
そんなんばっかだ
つまるところ超スポーツカー市場というのは元々その位の規模しかない
その位しか出なくて当たり前なのだ
(量産大衆車と比べてはだめ)

若い人は知らないかもしれないが
私が小さい頃(1970年代)、子供の憧れのスーパーカーは
海外製しかなくて、カウンタックLP400、フェラーリ365BB、・・・
日本車なんか到底技術的にも速度的にも追い付けないし
将来的にも追い付くことなんてないんだろうな位の劣等感を持っていたが
それをこのR35-GTRはあれから三十余年にして
ポルシェをも慌てさせる存在になったわけだからね、日本車代表として
あっぱれだよほんと

これがいわゆるR35-GTRの有形無形の価値なんだけど
たまたま仕事中に創造的価値に関するこんな資料発見した↓

なになに感性価値創造イニシアティブ、第4の価値軸の提案?
なんだか言い回しが第3の選択に似てるけど笑 冗談はさておき
この「性能」「信頼性」「価格」の次に来る第4の価値について
まとめたこの資料は個人的に大変勉強になったし
よく読むとR35-GTRに通ずるところ、いま人気のiPhoneに通ずるところが
あるように思う
なんせ私は感性からは程遠い、対極にいるような人物なので
(いわゆるピカソの良さが全く分からないタイプ)
こういう読み物は勉強になる

個人的に備忘録として資料のポイントをピックアップしておいた


PDF14P 感性共感
PDF15P 価格競争から価値競争へ
PDF20P 手間、こだわり、時間の共感価値
 〃    顔が見えるか、発信者のパーソナリティの明確化
PDF24P 職人の手間と時間に共感価値
PDF28P 顧客の要求以上の提案、変革
PDF30P 共創。日本の美の感性が日本のカメラを成長させた
PDF35P 自動車にJAPANテイスト
PDF44P 技術と感性は両輪。日本刀が典型。
PDF47P ハイテクノロジーとハイセンス
PDF55P ゆとり教育で創造的授業が減った
PDF58P 外部との競作(勝負)
PDF64P キーワードを単に記号化するだけでは意味がない
PDF69P 作り手と使い手の共創の一つの形が、カスタマイズ


個人的には日本の価値を打ち出すべく
日本の軽自動車スポーツカーに
結果的に日本技術のロータリーエンジンを積んで
日本の得意な炭素繊維を職人芸のように手間をおしみなく使った
リバイバル・スーパーAZ-1を世界に提示したかったけどね

日本はいまいい品質の物だけを作ってたら商売にならない時代です
(例えば今の液晶テレビがそう)
各種アプリでフルチューンしたiPhoneのように
第4の価値的なものを追求していかないとだめなんだろうね

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